第16回 国立大学情報処理センター協議会

九州地区情報処理センター協議会報告

九州地区情報処理センターの状況について

宮崎大学総合情報処理センター長  原田 宏

 最近、ネットワークの管理・運用、あるいは、利用に関して、大学の内外を問わず種々問題が現実化しており、また、 各大学とも情報科学に関する教育(実習)を全学的に取り上げているようであり、今回、九州地区では、 ネットワークの運用・管理体制、実習室利用状況、情報処理センターのレンタル機器の期間について、 センターを置く下記12大学に対してアンケート調査し、11大学から得られた回答をとりまとめました。

 (回答を得た大学)
九州芸術工科大学、福岡教育大学、長崎大学、佐賀大学、佐賀医科大学、大分大学、大分医科大学、熊本大学、宮崎医科大学、 宮崎大学、鹿児島大学、琉球大学

1.ネットワークの運用・管理体制について

 1-1.管理規定がある

情報処理センターが管理者主体   6大学
ネットワーク運用委員会が管理者主体   1大学

 1-2.管理規定を作成中(又は、作成の方向で検討中)   3大学

 1-3.管理規定が無い   1大学

 昨年の情報処理センター協議会で、全国の大学で統一した管理規定を作成する、という提案がされたが、どうなったのでしょう、という質問があった。

2.ネットワークの利用規程(心得、指針)について

 2-1.利用規定があり、大学内全体に配布徹底   3大学

 2-2.利用規定を作成中(又は、作成の方向で検討中)   4大学

 2-3.利用規定が無い   4大学

3.ネットワークの運用状況(利用負担金)について

 3-1.ネットワーク接続料を取っている   1大学

(保守維持費及び通信費として)

 3-2.ネットワーク接続料を取っていない   10大学

(内1大学は前年度まで徴収)

 3-3.ネットワーク利用登録料を取っている   2大学

a. センターの教職員用の登録:2000円/件、年
b. 研究用:12,000円/年、業務用:360,000円/年

 3-4.ネットワーク利用登録料を取っていない   9大学

4.学生実習室の時間外利用について

 4-1. 時間外利用の為の開放をしている

a. 平日の開放(時間帯:17:00 ~20:00 - 22:00)   8大学
b. 内、土曜日も開放(時間帯:8:30~17:00)   1大学
c. 日曜・祝日の開放   0

 4-2. 時間外利用の為の開放をしていない   3大学

理由:維持管理上、予算及び要員の不足等のため

 4-3. 開放している場合の管理方法について

a. 情報処理センター教職員が(個人的に)管理   1大学
b. 院生等のアルバイトによって管理   4大学
・アルバイト料の捻出:情報処理センター
c. その他   3大学
・教室の管理を教務課が行ない、各教室に監視カメラを設置(情報処理センターで監視)
・時間外受付簿に記入し、その時間帯については利用者に任せる。
・講義室への入退室管理システムを導入しており、学生証(磁気カード)による入退室を行なっている。(システムの管理は学生課)

5.情報処理センターのレンタル機器の期間を5年間にする方向で文部省から指導がきていることについて

 5-1. 5年間で問題ない   1大学

 5-2. 5年間は長すぎる   3年: 6大学、4年:1大学

理由:
・情報処理教育機器及びシステムが古くなり、社会の現状に対応した教育ができない。 特に、現在の入札制度ではシステム導入した時点で、既に1世代前のものになり、導入後2年経つと時代の流れに合わない。
・機器の耐久性がない。
・最近では、利用者からの要求量、及び質等の度合いが年々急激に拡大し、それらの要求に答え切れない。
・一方で、レンタル料に対する予算額も減少しているのが現状である。
・上記で、4年を適当とした大学も、本来は3年が適当と考えており、仮に、現在の入札の手間を考慮すると、 現実的には4年が妥当ということである。

6.その他
 前述1の項にありますが、ネットワークの運用規定は、各大学で個別に作るのではなく、 全国的に統一された共通のルールを作って欲しい。そして、実際の運用にあたってはこのルールのもとに、 各大学の事情に応じた細則をさだめて運用していくべきだという意見が出ておりました。